クラスメソッドの2019年のAuth0の活動内容まとめ! #Auth0JP
Auth0活動の振り返り
2019年3月、クラスメソッドはAuth0の取り扱いを開始しました。以降現在まで、クラスメソッドではイベントやセミナー、ブログなどを通じてAuth0を国内で広める活動を行ってまいりました。
実績としては、非常に多くの国内企業様に知っていただくとともに、クラスメソッドがAuth0の導入支援を行っていることを認知いただくことができたかなと思います。実際、数多くのお問い合わせがあり、多くの国内の企業様がID管理について何らかの課題を抱えており、解決する手段としてAuth0にかなり期待を持たれていることも分かりました。
2019年の活動の締めくくりとして、Auth0を広めるためにどのような活動をクラスメソッドとして行ってきたかまとめたいと思います(社内向けの活動報告でもあります!)。
活動報告
毎月開催!Auth0導入セミナー
2019年4月から『認証機能の開発工数を削減!次世代認証基盤サービス「Auth0」導入セミナー』をクラスメソッド主催で毎月開催しています。
- 【4/23(火)東京】認証機能の開発工数を削減!次世代認証基盤サービス「Auth0」導入セミナーを開催します|イベント|クラスメソッド
- 【8/28(水) 東京】「認証機能の開発工数削減を実際に体験!次世代認証基盤サービス『Auth0』ハンズオンセミナー」を開催します | Developers.IO
- 【9/19(木) 東京】「認証機能の開発工数削減を実際に体験!次世代認証基盤サービス『Auth0』ハンズオンセミナー」を開催します | Developers.IO
- 【10月〜12月 東京】「認証機能の開発工数削減を実際に体験!次世代認証基盤サービス『Auth0』ハンズオンセミナー」を開催します | Developers.IO
ビギナー向けの内容となっており「認証・認可とは何か?」「Auth0とはどのようなサービスか?」といった座学から始まり、知識を付けた上でハンズオンに臨めるようなカリキュラムになっています。毎月内容をブラッシュアップ・アップデートしておりますので、ご興味のある方はぜひご都合の良いタイミングでご参加いただければと思います。
2020年も毎月開催予定です!ぜひぜひ以下よりお申し込みください。
AWS Summit Tokyo 2019 EXPOブース展示
2019年6月12日(水)〜14日(金)に開催されたAWS Summit Tokyo。クラスメソッドはプラチナスポンサーとしてEXPOにブース展示を行いました。
クラスメソッドブースの真向かいにAuth0 Japanさんのブースがありましたが、諏訪とタケダノはAuth0の製品紹介をサポートさせていただきました。「Auth0という名前やロゴは見覚えがあるけど、具体的には良く分からない」といった方が多く立ち寄られ、より具体的にAuth0とは何なのか、どういった特長があるのかなどをご理解いただけたかと思います。
#AWSSummit キーノートまでもうすぐですね。多くの方がいらしてます!Auth0ブース、準備整いました!Expo会場でお待ちしております。 pic.twitter.com/Pqny7SM9jD
— Auth0 Japan (@auth0_jp) June 12, 2019
Auth0導入支援・コンサルティング
クラスメソッドはAuth0のテクノロジーパートナーとして、リセールだけではなく構築支援・コンサルティングも行っております。2019年3月から取り扱いをはじめ、数社の構築支援・コンサルティングを実際に担当させていただいております。構築支援・コンサルティングの内容としては、例えば以下のような作業を担当します(各社様のご要望に合わせて担当範囲が変わります)。
- アーキテクチャのリーディング
- アーキテクチャのレビュー
- ソースコードレビュー
- Auth0の技術的な課題の解決、および解決に向けた支援
- サンプルアプリケーションの提供
- Auth0のプロビジョニング(設定、構成管理)
事例としては北海道テレビ様の「水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO」の有料ライブ配信サービスの構築に関する支援を担当させていただきました。実際に1ヶ月以内に実装が完了した素晴らしい事例となっています。北海道テレビ様のブログでも述べられていますが「いかにやらないことを増やすか」を念頭に考えていたことが重要なポイントだと思います。
Auth0 Japan User Community
「Auth0 Japan User Community」はAuth0の初の日本のユーザーコミュニティです。Auth0 Japanさんご協力のもと、有志のコアメンバーを中心にイベントを定期的に開催していきます。クラスメソッドからは諏訪がコアメンバーとして参加しています。
第0回が2019年4月に開催され、国内で利用されている企業様同士の顔合わせや全体の方向性、コアメンバーの選任などが行われました。
そして第1回が2019年5月、第2回が2019年8月に開催されました!
- 第1回
- 第2回
なお、2019年7月には株式会社Re:Buildの鈴木さん主催で「Auth0ユーザーコミュニティ in 沖縄 Vol.1」が開催されています。様子は以下をご覧いただけると幸いです。沖縄では株式会社Re:Buildさんや株式会社サイダスさんなど、Auth0を積極的に使われようとしている企業様がいらっしゃいます。他の地方でも、そのような活動が自発的に起こるとよいなと思います。
個人的には月1回のペースでやりたいなとは思いつつ、毎回濃度の濃い内容になっているので頻度的にはこのくらい(2,3ヶ月おきくらい)が良いのかも知れません。なお、第3回は2020年1月開催予定で計画中なのでお楽しみに!
Facebookグループはこちらからご参加いただけます。ぜひ奮ってご参加ください!
Auth0 Ambassador就任
2019年7月、クラスメソッド諏訪がAuth0 Ambassador Programへの参加が認められAuth0 Ambassadorに就任させていただきました。
Auth0 Ambassadorとして、以下の活動を積極的に行っていきます。
- Auth0のブログ記事の配信
- Auth0 Japan User Communityのリーダーとしての活動
- Auth0のイベントへの参加・登壇など
後述する「LINE DEVELOPER DAY 2019」の登壇や大阪での「Auth0 Day 2019 Recap」の開催も、Auth0 Ambassadorの活動の一貫です。個人的にはまだまだ活動内容が少ない(特にブログ)と思っていますので、2020年はAuth0 Ambassadorとしてもっとアクティブに活動していければと思っています。
Developers.IO CAFEの認証基盤での採用
クラスメソッドが運営する実験カフェ「Developers.IO CAFE」では、スマホアプリを利用したキャッシュレスによるモバイルオーダー、ウォークスルーストアなどを提供しています。
Developers.IO CAFEのスマホアプリ、および店舗側の管理画面の認証機能において、それぞれAuth0を採用しました。元々はAmazon Cognito User Poolsを利用していましたが、より柔軟な拡張性を求めてAuth0に移行した形になります。
自社で運用するサービスにおいてAuth0を採用することで、社内の開発者がAuth0に関するより実践的な技術力やノウハウを身に付けることができました。そういったノウハウを惜しみなく公開していくのがクラスメソッドのスタイルです。
クラスメソッドではDevelopers.IO CAFE以外においても、Auth0を採用する方針で検討しているサービスやプロダクトがいくつかあります。今後、他の導入事例もご紹介できればと思います。
LINE DEVELOPER DAY 2019
LINE DEVELOPER DAY 2019にAuth0 Ambassadorとして登壇させていただきました!「LINE Loginで始めるAuth0の使い方 – 認証基盤をかんたんに構築する方法」というセッションテーマです。LINE Loginは2019年8月に正式にサポートされた形ですが、デモなどを通してAuth0で簡単にLINE Loginが組み込める点を強調してお話しさせていただきました。
セッション内容は以下のブログで詳細に解説していますので、LINE LoginとAuth0を組み合わせる際の参考にしていただければと思います。
また、Auth0本社マーケティングトップのGonto氏もアイデンティティをテーマとしたセッションで登壇されています。レポートを公開していますのでぜひご覧いただければと思います。
Auth0 Day 2019
2019年秋はAuth0社が日本法人を設立して約1年。その節目としてAuth0社としては初めての自社イベント「Auth0 Day 2019」が2019年11月に開催されました。
弊社からはタケダノがパネルディスカッション、諏訪がChalk Talkに登壇させていただきました。
Auth0本社からマーケティングトップのGonto氏が語るAuth0のロードマップ、Australia世界最大級メディア企業News Corp Australia社からのゲストなど、グローバルな話題を国内で聴けるとても素晴らしいイベントでした。
Developers.IOでは全セッションのレポートを公開しています。ご参加いただけなかった方はぜひご覧いただけると幸いです。
- [レポート] Auth0マーケティングトップが語る、Auth0のプロダクトの歴史とこれから
- [レポート] docomoの開発 ~上司とボクと、時々、認証~
- [レポート] 技術の目利きに聞く!エンタープライズにおけるSaaS/IDaaSの活用
- [レポート] Auth0 in Microservices ~リーガルテックの事績~
- [レポート] DevOpsプラクティスをAuth0 Int環境に適応する方法
- [レポート] サービス開発部門におけるAuth0という選択
- [レポート] Identity & Paywall Transformation
- [レポート] Auth0 Ambassadors/Community LeadersによるChalk Talk Session
Auth0 Day 2019 Recap in Osaka
2019年12月に、前述している「Auth0 Day 2019」のRecap会を大阪で開催しました。Auth0 Ambassadorのcorocnさんと諏訪、そしてAuth0 Japanの中島さんで企画させていただきました。
実は大阪でのAuth0のイベントは、これが初めてだったようです。懇親会では来場されたみなさんが本当にAuth0に対して興味津々で、質問やディスカッションなどが盛んに行われていました。実際、弊社にAuth0についてのお問い合わせをいただく企業様は関西の割合が多いです。Auth0のユーザーコミュニティが発展しそうだなと感じています。2020年、第3のユーザーコミュニティの拠点となるやも知れません。
GO_SaaS 三種の神器オンボーディングセミナー
「GO_SaaS 三種の神器」は、AWS(Amazon Web Services)上にシステムを構築しているAuth0、CircleCI、Stripeの3社によるISV・スタートアップ企業のためのSaaS化支援プログラムです。プログラムの内容としてはオンボーディングセミナーの定期開催や無償ワークショップ、クーポンなどがあります。
Developers.IO CAFEではこれら三種の神器を全て導入しており、その導入事例をオンボーディングセミナーでお話しさせていただいております。第3回(10月開催)と第4回(12月開催)でお話しさせていただきました。
- #Go_SaaS 三種の神器 オンボーディングセミナー #3 でクラスメソッド諏訪が登壇します | Developers.IO
- 【12/17・東京開催】#Go_SaaS 三種の神器 オンボーディングセミナー #4 でSaaSの作りかたを学ぼう! | Developers.IO
これらのSaaSを採用した一番の理由はDeveloper Friendlyであることに尽きます。開発者の体験(Developer Experience)の良さは低コストでの開発に繋がり、開発者のモチベーション向上にも繋がります。何でも0→1で作るのではなく、ビジネスのコアではない部分はSaaSに頼るといった選択肢を取ることが、現代のトレンドのように感じています。
その他の導入事例については、以下のプレスリリースをご覧いただければと思います。
Auth0 Advent Calendar 2019
Auth0のアドベントカレンダーを、完全に思いつきで企画しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
実際にはなかなか埋まらず、Auth0 Japanの山口さんをはじめ数名の方に複数日投稿いただく形になりました。サポートありがとうございました!
アドベントカレンダーの開催は、あるテーマに沿った話題や情報が増えるメリットがあります。実際には有益な情報がアドベントカレンダーを通して発信された形となり、企画して良かったなぁと感じています。ぜひ、全日ご覧いただけますと幸いです。
来年も開催します!(強い意志)
まとめ
以上、2019年のAuth0についての活動報告でした。
私自身、上記に記載するほとんどの活動に参加しておりますが、ここまでひとつの製品・サービスについて深く関わったことは無かったので非常に充実した一年を過ごせました。一緒に活動していただいたAuth0 Japanのみなさま、ならびにクラスメソッド社員、その他みなさまに感謝申し上げます。
2019年では社内のデベロッパーに対する認知活動も行えたので、2020年では取り扱うことができる人数を増やし、より多くの国内企業様の支援ができればと思っています。
2020年もクラスメソッドとAuth0を何卒よろしくお願いいたします!